【ムーンストーン(月長石)】
ムーンストーンは長石の一種で正長石(オーソクレース)を主としアルバイト(曹長石)成分を含んでいます。そのために美しいシラー効果が確認できます。乳白色や半透明のものが一般的ですが、他にも青やオレンジ等の様々な色が確認されています。柔らかい月の明かりのような光沢を持ち、真珠を思わせるような上品な石です。
ムーンストーンは古来より月の光が宿る石とされてきました。灼熱の国インドでは月は安らぎの象徴とし崇められてきましたが、その月の力を宿した聖石としてムーンストーンを身に着けていたそうです。
月の光のような柔らかな波動を持つムーンストーンは、心配や緊張を解きほぐし、心や情緒を安定させる効果があるとされていることからうつ病やノイローゼを防ぐとされています。また感受性や危機を察する直観力が高まるとされ、厄除けになることから旅人の守護石ともされています。
自分の中にある潜在能力を高め、ひらめきをもたらしてくれるとされていますのでクリエイティブな職業に携わっている方にお勧めしたい石です。
恋愛面においては「恋人たちの石」と呼ばれ、互いの絆や愛情を深めるために恋人への贈り物ともされてきました。またお目当ての異性に贈ると、恋が芽生えたり、友情が愛情に変わるとも言われています。一度終わった関係を復活させる等、別れた恋人同士を再び結びつけるという伝承もあります。遠距離恋愛の守護石としても有名です。変わらない愛情と優しい情熱を盛り上げてくれるそうですので、夫婦で持つのもお勧めです。
■ワンポイント情報
月は女性性を象徴し、女性の身体の調子も月の満ち欠けに関わっているという説は有名です。ムーンストーンは女性特有の身体の不調や更年期等のイライラを鎮めてくれるとされています。また生理痛、不妊、出産の痛みを改善し、安産のお守りともされています。
暗い夜道を照らす月の光のように、闇の悪霊を祓い、危険を察知する感が良くなるとされていますので、夜道を歩いて帰宅する女性はお守りとして一つ持つと良いかもしれません。
天 然 石 の 由 来 意 味 |